島飯『 縁 ~えにし~』

島飯『 縁 ~えにし~』

2010年3月20日土曜日

『キャッチボール』

午前中、某メーカーの課長さんと打合せ後、『キャッチボールしようか?』と誘われ車のトランクからグローブを手渡されました。この課長さん粋な方で、車のトランクに常にグローブとボールを積んでいます(笑)。

こう見えて僕は、小中高、そして企業の野球チームと、おもいっきり野球出身です(笑)。
数年前、野球の練習中に肩を痛めてしまい、現在は所属している企業チームからも遠ざかっていました。久し振りに手にグローブをはめ、肩をかばいながら、そろ~りとキャッチボール開始。
痛みが怖くて思い切りは投げていませんが、痛みも無く、なんだか野球復帰出来そうな気配でした。ヒドイ運動不足なので解消できるかも(笑)?


と言うのも、先日、高校野球部時代の恩師がお亡くなりになられ、お通夜に参列したばかりでした・・。
当時はとにかく練習が厳しく、しんどい思い出しか残っていませんが、厳しかったぶん、その恩師から受けたノックは今でも鮮明に思い出せます。
当時のその厳しい練習が、何をするにも今の自分の忍耐の基準になっている様に思います。
野球というスポーツが創ってくれた今の自分。挨拶や礼儀などの基本的な事、チームワークという思いやり。そして何よりも、今でもバカが出来る仲間や先輩、後輩達、恩師の方々との繋がり・・。
野球を通じて得た沢山の事柄は今の自分の軸になっています。

今こうして仕事をしていても、野球が人を繋げてくれているなぁ。
ふと、キャッチボールをしながらそんな事を思いました。
建築の仕事も、会話、打合せ、現場、全て人と人とのキャッチボールが大切です。

基本は『キャッチボール』。

それを教えて頂いた高校野球部時代の恩師、本当に有難う御座いました。
心よりご冥福をお祈り致します。

2010年3月12日金曜日

『打合せ』




とあるファミリーレストランでの打合せ中の写真です。

この渋い方、『KAGU-YA』という家具屋と『GACHA-MANA』というCAFEを主宰されてるGAKUさんです。いつも家具の範疇を越えた無理難題を押し付け大変御世話になっています。

僕がまた困らせているのか、話しかけてもこの写真2枚の変化しか見せてくれません・・・。

実は、最近、携帯を『i-phone』に変更され、操作が全くわからないらしく、終始この表情です(笑)。

さすがのGAKUさんも、木を扱う様にはいかないみたいですな(笑)。

現在もGAKUさんと数件のプロジェクトが進んでいます。追って紹介出来ればと思います。



P.S....
GAKUさん・・・、携帯変えて結構日にち経ってますよね?早くi-phoneに慣れて下さい(笑)。

2010年3月9日火曜日

『パーク アンド ラブホテル』

このクソ忙しい時期に、風邪引いてました・・・。

先日、午前3時頃、気分が悪くて目が覚め、吐き気はするわ寒気はするわ下痢はするわ熱は出るわ・・。
食中毒か何かか?と心配しましたが、病院の診察は『お腹の風邪』との事。
ノドからくる風邪はたまに引いてしまいますが、大酒の後以外であそこまでの嘔吐下痢、まったく経験が御座いません。いや~、辛かったですね。
子供が良く引く風邪らしく、大人にうつるとオオゴトです。結構流行っているらしいので、うがい手洗いはこまめに心掛けませう。『お腹の風邪』もう二度とゴメンです!



それはさておき、風邪の治りかけの頃、寝過ぎで寝れなかったので、邦画マニアな嫁がレンタルしていたDVDを発見し観てみました。

パーク アンド ラブホテル



最高でした!・・・何観ても最高と言ってますが(笑)。

こういった、人間の内側を描写している映画は、見る人によって捉え方の違いが出ると思います。
主演の『りりィ』さんの存在感が圧倒的、一発でファンになりました。

仕事柄、どうしても建築的に観てしまいますが(笑)、この作品は、見せ方や間の取り方、そしてストーリーの繋げ方が素晴らしい。センスあるなぁと感じました。

何より屋上が公園です。屋上緑化どころではありません(笑)屋上公園!僕の密かな企みの一つがこの映画の中で完成されてました(笑)。

用途はラブホテルで無くても構いませんが(笑)、これを洗練させた形でいつか具現化したいですね~。

嫁の邦画センスに脱帽・・・、いやいやいや、風邪の看病が先でした(笑)。
心配掛けました、看病有難う。もっと邦画教えて下さい(笑)。

2010年3月2日火曜日

『宮島』









先日、宮島に梅見に行ってきました。

まず、宮島口で上野屋さんの穴子弁当食べて腹ごしらえ(笑)。
フェリーに乗って宮島に到着すると、見計らったように(たまたまでしたが)、ちょうど干潮時で、大鳥居まで歩いて行けました。この大鳥居、船で間をくぐった事は有りましたが、触ったのは初めてです(笑)。真下に行くとやはりでかい!鳥居から見る平舞台、感動です。

厳島神社のある宮島は、古代より島そのものが神として信仰の対象とされてきたと言われ、推古天皇元年(593年)、土地の有力豪族であった佐伯鞍職が社殿造営の神託を受け、勅許を得て御笠浜に社殿を創建したのに始まると伝わる(Wikipediaより)。
との事ですが、こんな場所にこんなモノを創ってしまうこの発想・・・、僕の発想などまだまだ可愛いものですね、もっと自由に、もっと大胆に考えて良さそうです(笑)。

その後軽く街を散策。土産物屋や焼き牡蠣、友人が営むフレッシュジュースを堪能しながら、大聖院までゆっくりと散歩しました。

今回は何年ぶりでしょうか、ロープウェーで弥山(みせん)に上がってみました。山頂からの景色も最高ですが、ロープウェーからの景色も良かった。あいにくの曇り空でしたが、それが逆に瀬戸内海に浮ぶ島々を幻想的に見せてました。ふむふむ、ここでは猿が神に見えますな(笑)。
厳島神社と、この弥山の自然、併せての世界遺産なのだなぁと、改めて実感しました。

帰りには、伊都岐の2号店「sarasvati(サラスバティ)」でお茶。話に夢中で写真忘れましたが、とても素敵なお店でした。
他にも、新店舗や伝統ある店舗のリニューアル等、伝統文化と新しいエネルギーがぶつかり合って、今までとは違う『宮島』を感じました。少しずつですが、宮島が進化してるように感じます。

残さなければならないもの、変わらなければならないもの、広島の誇り日本三景の一つ『安芸の宮島』、広島県人として応援しましょう。

2010年2月25日木曜日

手打ちそば 廉 ren






店舗デザインを手掛けさせて頂いた飲食店が、リニューアルオープンしました。

リニューアルという事もあり、旧店舗での風景を無くし過ぎない様、既存建物の風情と、新たに手を加える部分の『境い目』をどう表現するか、この事に重点を置きデザインを考えました。

既存店舗の、内部部材の再利用を積極的に考え解体を施し、新旧のコントラストを意識させる部分と、意識させない部分とを、素材や寸法等、慎重に操作し、懐かしくもあり、発見もある様な、そんな店舗を目指しました。

1階はカウンター席、2階には座敷席、個室、ソファー席など、客層や用途を問わず楽しめる客席を配置。家具や置き物、暖簾や食器等の細部に至るまで打合せを重ねさせて頂き、落ち着きある店舗に仕上がっています。

店主の打つ手打ちそばは絶品で、日本酒や焼酎など酒類も豊富。また、サイドメニューも充実しています。
是非食事をしながら、新店舗を体感してみて下さい。

手打ちそば『廉』(ren)
住所:広島市中区薬研堀2-11
TEL:082-249-5550

2010年2月19日金曜日

風景






『この写真の風景を見て、何を思いますか?』

先日、とある場所から撮った広島の街の風景です。
撮影した時間帯も天気も、写真の腕も、全て中途半端で申し訳ありません(笑)。

僕はまず、正直なところ、残念に感じました。比較的、愛県心の強い僕ですが(笑)、決して美しい街並みとは感じず、建物の高さも、色も、何の統一感も感じられません・・。さらにビルの上に乗っかった、メーカーや名称の入った自己主張の強いド派手な看板・・。

ここヒロシマが、戦後の焼け野原の復興から、ここまで大きな街に発展した事、それ事態が奇跡なのかもしれないので、戦争を知らない年代の僕が軽々しくとやかく言う事は出来ないでしょう。さらに、いろいろな解答や価値観があるでしょうから、基本的に何かを否定をするのは好きではありません。
いろいろな時代背景やいろいろなクライアント、さらに後付け後付けでがんじがらめの法規制。どの建物にも決められた敷地があり、満たさなければならないプロジェクトの内容があります。街並みを作る事はそんな簡単な問題では無い。

ですから、こうなるしかなかったのだと思います。それは良く解るんです。

ただ、今こうして眺めてみると、広島の特徴有る河川や地形をもっと活かし、広島独自の大胆な条例を定めて、『水の都』をより身近に感じれる、おもい切った街づくりが出来たのでは無いか?さらに、平和都市として、もっと訴える事の出来る都市に出来たのでは無いか?
・・・ぼんやりとですが、そんな風に、この景色を眺めてしまいました。

いや、当然今からでも出来る事はたくさんありますし、活動され続けている方もたくさんいらっしゃいます(笑)。

建築を建てるという行為は、外部との繋がりを考える事です。外部があると言う事は、外から見えると言う責任と、外部と繋がると言う責任が出てきます。ビルを建てれば、おのずと不特定多数の人の出入りが発生し、住宅でも、家族、友達、お客様、これらの繋がりが生じます。さらに小さい犬小屋だって、庭との繋がりが生じますね(笑)。と言う事は、どんな小さな建築でも公共性があると言えるかもしれません。

これからは、新築であれ、リノベーションであれ、コンバージョンであれ、『外部に対する責任』を、より意識しなければならないと感じました。

街づくりとは、国、市などの行政機関が主となり進めるべきですが、保守的で前例を認めたがらない。
意外と、僕らの生活している自由なストリート文化にこそ、いろんな可能性があるのではと感じています。

事の大小ではなく、『外部に対する責任』そんな小さな意識の一つ一つが、美しく誇れる街を創って行く事に繋がると信じています。

2010年2月14日日曜日

cocktail


『bar 両歓』

1年半程前、内装リニューアル時に店舗デザインを手掛けさせて頂いたBARです。
店主の、お酒に対する知識、こだわり、そして酒棚に並んでいる膨大な酒の数々・・・。リニューアルに際し、その熱く強い想いに圧倒された事を良く覚えています。

実際に拝見させて頂いた、カクテルを作っている姿、その佇まいや振る舞いに大いに感動しました。
この男には、その凛とした姿が引き立つような場、そして『本物』を感じれる場・・、そんな場所こそがふさわしい・・。そういう強い思いから創り上げた店舗です。

そんな『bar両歓』の店主、石本氏が、日本バーテンダー協会主催の「第37回全国バーテンダー技能競技中国地区大会」で総合第2位(創作カクテル部門1位)!!
続いて今年5月に開かれる全国大会に出場が決定との事。

日本バーテンダー協会中国地区
記事

今回はバラのリキュールを使ったカクテルを披露したとか。僕も近々味わいに行きます(笑)。



『Bar 両歓』
場所:広島県呉市広本町一丁目2-8
TEL:0823-71-6009


呉市広商店街を抜けた繁華街「たつみ横丁」の一角にあります。
是非、本物のカクテルを味わってみて下さい。

2010年2月7日日曜日

オーガニック革命


『オーガニック革命』 高城剛 著

沢尻エリカの旦那さんの本です(笑)。この人の考え方や視点が好きで他の著書も読んだ事がありました。

オーガニック・・・僕には縁の無い話かなぁと思いながら読んでいたのですが、どうやらオーガニックという言葉の意味を全く理解出来ていませんでした。

オーガニック生活、凄く共感出来きました。もし、こんな日本になっていくと想像してみると、なんだか楽しそうです(笑)。
正直、今の自分はスグには変われないなぁ・・と思ってますが、ちょっとだけ意識してみようかなと。

1箇所の土地に定住せず、世界を転々と移動しながら生活している彼の独特の視点が面白い。サッカーの中田の動きもこれに近いのかな?

メディアやインターネットでの情報、何が嘘で何が真実かの見極めが困難なこの時代。いろんな国のいろんな人や文化に直接リアルに触れながら生きる。そんな生活を実践しているからこそ見える真実、そして外から見るからこそ気付く日本があるのでしょう。

2010年2月2日火曜日

OUR CHOICE



『私たちの選択』 アル・ゴア著

アメリカ元副大統領のアル・ゴア氏の著書です。
ご存知、アル・ゴア氏は地球の環境問題に取り組んで、いろいろな活動をされています。

環境問題について、真剣に考えなければならない事は解っています。ただ、安易に起こす行動は、物事を深く調べると、逆に的を得ていない事が多いです。

じゃあ、何をどう行動に起こせば良いのか?というところで、正直立ち止まっていました・・。
この本の中に、そのヒントが少し見えそうな気がします。

アメリカ人のアル・ゴア氏が、この著書の中で、母国アメリカを猛烈に批判してます(笑)。だから僕はこの人が書いたこの本が信用出来ました(笑)。

話の規模が大きいので漠然としていますが、地球温暖化に影響を与える仕組みが解りやすく書いてあります。

産業、法律、各業界の利権・・・悪影響を及ぼす物質の発生元や産業・・・まずは真実を見極めて、知る事が大事ではないでしょうか?

2010年2月1日月曜日

2010

2010年初BLOGです。明けまして、おめでとう御座います。遅っ!(笑)

年明けからバタバタと忙しく、BLOGサボってしまいました。
この一月も、いろんな紹介したい物や出来事がありましたので、少しずつ・・。

とりあえず、最近観た映画2作が、とても素晴らしかった!

『アバター』
http://movies.foxjapan.com/avatar/

『オーシャンズ』
http://oceans.gaga.ne.jp/

です。

『アバター』は、映画の新しい方向性を感じました。
監督は「タイタニック」のジェームズ・キャメロン氏。
すでにあちこちで話題になり、上映が延びたりしてますが、こりゃぁ話題になるわ。
ストーリー自体は、宮崎映画の「もののけ姫」的な部分が多々ありますが(笑)。
3D映像や音の迫力など迫力満点でした!
化け物的なキャラクターが、最後には美しいとさえ感じました(笑)。
しかし、3D上映のあのメガネ、重く掛けづらい。もう少し何とかなりませんかね?

『オーシャンズ』は、美しい映像と、宮沢りえのナレーション(笑)を期待して観に行きましたが、
映像の美しさも予想以上でしたが、内容も素晴らしい。
訴えかけるモノがあり、自然界との共生や調和をとても意識させられました。
海は凄い!人間一人の力なんか、たかが知れてるな~と改めて痛感。
海の事、もっともっと知りたくなりました。

この2作品、家のDVDでは魅力半減です・・。まだ観てない人は絶対映画館で!!