『Pasta ENZO』
このURAKATA blogでも何度か書かして頂いた事のある先輩の飲食店。
少し前に話を聞いた時は、正直信じられなかったが、この度閉店する事となった。
店主と引き合わせてくれたのは僕の親友。
『カリ、面白い人がおるよ』と、一緒に廿日市に食べに行った事を今でも良く覚えている。
車で屋台。1/3坪程度の調理スペースでイタリアンって本気(マジ)で?
とも思ったが、次々出てくる料理が全てめちゃくちゃ美味く衝撃的だった。イタリアンという小洒落た料理の知識が無い僕にはとても新鮮だったのだが、ENZOの料理自体がそもそも特殊なオリジナリティーだったんだと今はわかる。
ENZOの廻りは、本当に濃い人が多い。僕もいろいろな人に出会わせてもらったが、既に夢を形にし城を構え、継続をし、実績を残している先輩ばかり。みんなが本物のオリジナルで追いかけても追いつけない。僕ら若造には、とにかく憧れだよなぁ。
廿日市ではENZO号で、それから蟹屋町の川沿いに移転しENZO号に小屋が併設された。そして初めてエアコンの付いた今の店舗で数年間・・・。
頻繁に通える時期もあれば、少し間が空く時期もあったけど、嫁と行ったり、連れと行ったり、いつ行ってもいつも同じ低いテンションで迎えてくれる。
ふと人生相談をしたり、他愛無い話をしたりを思い出すが、自分が迷った時ほど、そのオリジナルな姿に勇気を貰った事が多かった。そんな僕の『Pasta ENZO』。
みんなそれぞれの『Pasta ENZO』のかたちがあり、思い出があるだろう。
LAST ENZOでの1食の為に、県外から帰って来る友人もいた。チョコ製のボーリング玉を作る訳のわからない彫刻家もいる。そして言葉は交わさずとも、普段通りに振舞って側で気を利かせ合う格好良い先輩達がいる。
山の様な好きな物と好きな人達で囲まれた店主の姿がとても印象的だった先日の夜、ふと、またどこかでENZOの店の扉を開ける日が来るなと誰もが予感したと思う。
それが車のドアなのか、ほっ建て小屋の扉なのか、店舗の木製ドアなのかは、誰にもわからないけどね(笑)。
『先輩の創った場所は、濃い過ぎて、忘れようにも忘れられないし、他の場所では代わりが出来無い。何年先じゃろうが、絶対みんな待っとるよ』
2011年4月29日金曜日
2011年4月15日金曜日
『白い花台と緑の池』
少し前のblogで書いた外構工事のデザイン。
まだ細かい箇所を残してますが、何とか形になりました。
新築住宅を考える時、外構工事をどう据えるか頭を悩ませるケースは多い。
おおむね予算の問題が大半ではあるが、やっつけ的に後の事を考えず妥協してしまうケースは多いのではないか。工事費の予算配分上、やはりまずは必要最低限の暮らしを整える事が最優先なのは当然であるから、それはそれで仕方が無いのか・・。
しかし、外構によって住宅の見え方や印象が格段と違ってくる、と言っても過言ではない程、実は重要であると私は認識している。
当住宅も、住宅自体の完成度は高いながら、他聞にもれず、周囲外構は予算の都合上妥協と思われる、「その他の余白」として扱われていた。
ここ近年では、土部分の雑草とペットや諸動物の排泄、さらに新築当時に半端に植えられた増殖性の強い植物が、手入れ不能な程無造作に茂っており、クライアントは頭を悩ませていた。
ここでは、土である良さと、土である難しさを操作して、クライアントの生活に見合った現実的な外構デザインを考えている。
まずは、一敷地内ではあるが、その場所箇所の日当たりを見極め、適した植物を選定してやる事。
そして、植物を地植えしてしまうと、やはり制御が難しくなる事から、鉢植えにて成長の規模をコントロールする事、そして植物の種類や設置箇所にて成長の速度をコントロールしてやる事。
さらに、ただの土であった余白部分を、素材や状況を変えてやる事で、手間をコントロールしてやる事。
これらをデザインに落し込んでいった。
手を加える事の出来る面積は限られていたが、既存建物や周囲とのバランス、無理の無い関わり合い方など、上手くまとめる事が出来たのではと自負している。
植物は当然生き物である。生き物である限り、住宅部分と同様、どうしても手入れや手間を掛ける事が必要であるが、今後は、クライアント自身がそれらを楽しみ愛着を増し、時にはプロの手を借り、数年後にどの様に植物が育ち、全体が味わいを増して行くか、今からとても楽しみである。
よって、partnersの庭師と彫刻家との共作である当projectは、現在未完であり、完成はまだまだ先と考えている。
全体デザインへの積極的な理解、そして植物の成長時期による工期への寛容な理解を頂き、長い月日、度重なる打合せに辛抱強くお付き合い頂いたクライアントに心から感謝致します。
まだ細かい箇所を残してますが、何とか形になりました。
新築住宅を考える時、外構工事をどう据えるか頭を悩ませるケースは多い。
おおむね予算の問題が大半ではあるが、やっつけ的に後の事を考えず妥協してしまうケースは多いのではないか。工事費の予算配分上、やはりまずは必要最低限の暮らしを整える事が最優先なのは当然であるから、それはそれで仕方が無いのか・・。
しかし、外構によって住宅の見え方や印象が格段と違ってくる、と言っても過言ではない程、実は重要であると私は認識している。
当住宅も、住宅自体の完成度は高いながら、他聞にもれず、周囲外構は予算の都合上妥協と思われる、「その他の余白」として扱われていた。
ここ近年では、土部分の雑草とペットや諸動物の排泄、さらに新築当時に半端に植えられた増殖性の強い植物が、手入れ不能な程無造作に茂っており、クライアントは頭を悩ませていた。
ここでは、土である良さと、土である難しさを操作して、クライアントの生活に見合った現実的な外構デザインを考えている。
まずは、一敷地内ではあるが、その場所箇所の日当たりを見極め、適した植物を選定してやる事。
そして、植物を地植えしてしまうと、やはり制御が難しくなる事から、鉢植えにて成長の規模をコントロールする事、そして植物の種類や設置箇所にて成長の速度をコントロールしてやる事。
さらに、ただの土であった余白部分を、素材や状況を変えてやる事で、手間をコントロールしてやる事。
これらをデザインに落し込んでいった。
手を加える事の出来る面積は限られていたが、既存建物や周囲とのバランス、無理の無い関わり合い方など、上手くまとめる事が出来たのではと自負している。
植物は当然生き物である。生き物である限り、住宅部分と同様、どうしても手入れや手間を掛ける事が必要であるが、今後は、クライアント自身がそれらを楽しみ愛着を増し、時にはプロの手を借り、数年後にどの様に植物が育ち、全体が味わいを増して行くか、今からとても楽しみである。
よって、partnersの庭師と彫刻家との共作である当projectは、現在未完であり、完成はまだまだ先と考えている。
全体デザインへの積極的な理解、そして植物の成長時期による工期への寛容な理解を頂き、長い月日、度重なる打合せに辛抱強くお付き合い頂いたクライアントに心から感謝致します。
2011年4月13日水曜日
『さくらサクラ桜櫻』
2011年4月11日月曜日
2011年4月10日日曜日
『春』
2011年4月9日土曜日
『twitter』
今までは情報収集専門でしたが(笑)自分でも『twitter』を始めてみようと思います。
操作もまだまだ不慣れですが、いろいろ思う事つぶやいてみようと思います。
『@URAKATA design』宜しければフォロー下さい。
明日は統一地方選挙。
選挙の制度ってホント複雑で解かり難い。
ウィキペディアで調べても解かったような解からない様な(笑)。
国会議員、県議会議員、市議会議員、・・・。
民主党、自民党、なんたら党・・・。
どこそこ推薦、どこそこ所属、無所属、・・・所属と推薦?
結局、選挙行くのは行くけど、あまり聞いた事も見たことも無い様な人達の中から、なんとなく選ばないとって感じな人多いのでは?
新聞を取らない人や、テレビをあまり観ない人など、最近では結構多いと思う。
有権者側から頑張って探って行かないと、どんな人がどういう政策を掲げているかも見えてこない。
選挙で検索して、「詳しくは広島県のホームページで・・・」ホームページ内で探すのも一苦労(笑)。
これでは、選挙行かない人や、行っても白紙の人多くなりますよねぇ。
WEBなりで、解かりやすく統一して、まずは興味を引く仕掛けがあった方が良いと思いますが・・。
市長選候補者HP。最終日で何ですが、ご参考までに。
大原邦夫氏
豊田麻子氏
松井一実氏
大西理氏
桑田恭子氏
前島修氏
操作もまだまだ不慣れですが、いろいろ思う事つぶやいてみようと思います。
『@URAKATA design』宜しければフォロー下さい。
明日は統一地方選挙。
選挙の制度ってホント複雑で解かり難い。
ウィキペディアで調べても解かったような解からない様な(笑)。
国会議員、県議会議員、市議会議員、・・・。
民主党、自民党、なんたら党・・・。
どこそこ推薦、どこそこ所属、無所属、・・・所属と推薦?
結局、選挙行くのは行くけど、あまり聞いた事も見たことも無い様な人達の中から、なんとなく選ばないとって感じな人多いのでは?
新聞を取らない人や、テレビをあまり観ない人など、最近では結構多いと思う。
有権者側から頑張って探って行かないと、どんな人がどういう政策を掲げているかも見えてこない。
選挙で検索して、「詳しくは広島県のホームページで・・・」ホームページ内で探すのも一苦労(笑)。
これでは、選挙行かない人や、行っても白紙の人多くなりますよねぇ。
WEBなりで、解かりやすく統一して、まずは興味を引く仕掛けがあった方が良いと思いますが・・。
市長選候補者HP。最終日で何ですが、ご参考までに。
大原邦夫氏
豊田麻子氏
松井一実氏
大西理氏
桑田恭子氏
前島修氏
2011年4月8日金曜日
『桜』
2011年4月6日水曜日
2011年4月4日月曜日
『inconvenience. but...』
友人と夜中にフラッと走りに行きました。
1953年式の古いbike。はっきり言って、ぶち不便でぶち手間が掛かる(笑)。
プラグやバッテリー、オイルや増締めなど、日頃から常にメンテナンスしてないと、全く言う事聞いてくれません。動かなくなって押して帰った事や友人に迷惑を掛けた事もしばしば・・(笑)。
常に風にさらされて、冬は寒く、夏は暑い、当然雨もしのげないし常に危険と隣り合わせ・・。
まだまだ知識は足らず、いつも悪戦苦闘のヘタレbikerですが(笑)、走る度に、古いbikeに乗っていて本当に良かったと思うし、好き好んでそんなbikeに乗ってる自分が大好きです(笑)。
不便の意味、や、危険との距離、をいつも身近に感じ、再認識させてくれる。
手間を掛ける度に愛着が湧き、適度な緊張感が気を引き締め、感覚を研ぎ澄ませてくれる。
便利や安全って素晴しい事だとは思うけど、その事によって人間絶対弱くなってしまってる。
慣れる事で変化を恐れるようになり、楽っていう事が惰性に繋がってしまう。
それらが自分にとって一番の敵なのだと改めて感じる。
『inconvenience. but...』
不便。だけど・・・その中に大事なものがある。そんな気がしてます。
まだまだ夜は寒いけど、風に当れば本当に気持ち良い。
さぁて、bikeの季節じゃ(笑)。
2011年4月3日日曜日
『竹』
何となく、雰囲気が良かった『竹林道』。
写真で見ると普通の「竹林道」だが、毎年このコンディションをキープする為に、付近の方々の、どれだけの苦労と手入れの賜物かが、今は良く解かる。
『竹』は怖い。地中何処にでも根を張り、放って置くと、どんどん辺りを侵食していく。
『竹』は強い。どんなに強い風が吹いても、自在にしなり粘り強く受け流す。決して倒れることは無い。
『竹』は繊細である。使い方によっては、食材であり素材であり、炭や雑貨や家具、そして今では構造材として使われたりもする。濃緑から薄茶、そして炭黒へと、色の変化も楽しめる。
ガキの頃は漠然と、太くて大きい大木のような『男』に成りたかった。
しかし今は、この『竹』の様に、繊細で強く、しなやかでしぶとく、そして使い勝手の良い『男』が目標である(笑)。
写真で見ると普通の「竹林道」だが、毎年このコンディションをキープする為に、付近の方々の、どれだけの苦労と手入れの賜物かが、今は良く解かる。
『竹』は怖い。地中何処にでも根を張り、放って置くと、どんどん辺りを侵食していく。
『竹』は強い。どんなに強い風が吹いても、自在にしなり粘り強く受け流す。決して倒れることは無い。
『竹』は繊細である。使い方によっては、食材であり素材であり、炭や雑貨や家具、そして今では構造材として使われたりもする。濃緑から薄茶、そして炭黒へと、色の変化も楽しめる。
ガキの頃は漠然と、太くて大きい大木のような『男』に成りたかった。
しかし今は、この『竹』の様に、繊細で強く、しなやかでしぶとく、そして使い勝手の良い『男』が目標である(笑)。
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