肉割烹『まさ㐂』

肉割烹『まさ㐂』

2012年7月23日月曜日

『Belletto』


ヘアサロン。

場所は、広島市郊外でありながら、徐々に人口が増加し街として賑わいを見せつつあるエリアである。

現在、ヘアサロンという業種はとても多様化し、髪を整えるという行為が、普段の生活の中で、とても身近になって来ている事の証明のようにも感じるが、店舗数から見ても競合が多いというのは事実でもあろう。故に各店舗とも、他店では味わえない『サービス』や『空間』の提供に切磋琢磨する。

以前は、ファッションの最先端というイメージも強かったが、現在では、終身サービスという概念を検討されるクライアントも少なくなく、流行を追う事だけでは無く、広い間口へのアピールを考慮し、居心地の良さを求めるケースが多い様に感じている。それは、サービスの多様化により、客のヘアサロンの店舗自体での滞在時間が長くなっている事が関係しているのではないだろうか?それにより、非日常的空間を求める事と同時に、長時間過ごす場所としての「居心地の良さ」が多く求められる様になって来ていると思われる。

ヘアサロンにカフェを併設、カフェの様な住居。遊び場の様なオフィス・・・等々、ジャンルの境界線を超える事、それはその場所で行われる行為自体が変化する事でもあるが、それにより所要時間、滞在時間などの、時間軸が変化する、という事が、間違い無く大きく影響している。用途は様々あるが、時間という概念が、空間の「質」を創り出す事に繋がって来る。その事を、これまで以上に強く意識する事で、新しい発見が出来るかもしれない。

どこかの様な、と言う見た目のしつらえをデザインする事ではなく、その場所に必要な「質」をデザインする事が、いつも難しい・・・。



『光』という、人間の目を刺激し明るさを感じさせるという絶対的な存在。

本プロジェクトでは、時間軸を意識する事で、おこがましくも、この絶対的速度を持った『光』で『質』をコントロールする事を考えた。

時には静かでほの暗くもあり、時には明るく鮮やかでもある。暗さや影を意識する事で、光のバリエーションが無数に増す様に、光を丁寧に丁寧に扱い、その日、その時刻でしか感じることの出来ない居心地を表現出来ればと考えた。

この空間が、訪れた人々の記憶の中で、居心地の良い光、として残って行く事を強く期待している。



常に本質を探る挑戦を続ける事で、進化し続けたいと考えている。

当プロジェクトも、多くのpartnersの協力により形に出来た事を、心より感謝します。


URAKATA design office & partners
刈内 邦夫
















『Belletto』
広島市安佐南区祇園3-4-11 1F
TEL:082-871-7180
WEB:blog

2012年7月10日火曜日

『SOUND ZOOM air Ⅱ』

店舗設計の際に、クライアントさんの悩みの一つに音響があります。

店の用途によっても、音の重要性は異なるのですが、音源設備を何にするか、何の音を流すのか、スピーカーをどう配するか・・・、などなど、毎回相談を受けます。

さらに、最近の音楽市場の変化により、音源も、「レコード」「カセットテープ」「CD」という物質から、データという概念に代わり、つい最近まで当たり前だったCDすら姿を消し始めています・・・。

音響の事は、正直僕もそこまで詳しい知識は無く、ありきたりなアドバイスぐらいしか出来ていなかったのが現実です。クライアントのコダワリによっても選択肢は様々ですが、先日、面白い選択肢を教えて頂きました。コチラ。


一見スポットライトの様な形ですが、なんと、ライティングレールに接続出来るスピーカーです。

しかも、ワイヤレスな為、配線が不要なので、天井上での配線工事も不要、後付でも配線モールなどで不細工になりません。

『SOUND ZOOM air Ⅱ』

照明器具メーカーのODELICとKENWOODのコラボみたいですね。

実際、URAKATA事務所で使わせて頂いたのですが、スピーカーをレールに設置し、iPhoneと送信機をつなぐだけ、音は最高。コンポと送信機もつないでみましたが、当然ながら音は最高です。何か不思議な感じでした。笑

これでコンポやスピーカを置いていたスペースが有効に使えます。もはやアンプや、コンポなどのプレイヤーすら不要なのですねぇ・・・。

本当に、ライティングレールさえあればスグに設置可能です。音響を考え中の方、検討されてみては?

2012年7月8日日曜日

『EFP』









ENZO FIRST PASTA 、略してEFP。笑

ご馳走様でした。またこうして食べれるのが純粋に嬉しい。

やはりENZOの料理は唯一無二な訳で・・・。
 
しかし最近、『写真』が無性に楽しいのです。

2012年7月4日水曜日

『little ones』

little ones:かわいい子供達という意。

なんともぴったりなネーミングだろう、と、打合せで店主であるご夫婦二人にお会いした際に感じた。

「ケーキ屋さん」。焼き菓子がメインのケーキ屋の店舗依頼である。

当初は、このお二人の雰囲気を、そのままお店として表現する事が一番良いと考え、可愛らしく、ふわりとした、涼しさ、爽やか、等の雰囲気をデザインソースとしていた。

が、時間を共に過ごさせて頂く毎に、お菓子職人としてのハードワーク、そして、フードアーティストとして走り回るアクティブさ・・・等々、可愛らしさだけでは無い、その中に、「強さ」の様な、「品」の様な、「芯」や「意志」といった軸の様な部分を多々感じ、こういった概念を盛り込む事を決めた。

お菓子を売る、ケーキを売る、と言う当たり前のスタイルの前に、自分達「人」が丁寧に作った、かわいいお菓子達を、お客である「人」達に大切に食してもらう。いちフードアーティストとして、大好きな「人」達と、あらたに「人」が出会うイベントの場を創り、自慢のお菓子達を、沢山の「人」に知ってもらう。

店舗のスタンスとして、物(商品)を軸としているのでは無く、人と人との関係性を軸としている意志を感じる。イートインスタイルや、イベントスペースを設けたのも、こうした意図からであろうし、店舗がOPENしてからも、外部との関係性を持つ為に、イベントとして外に出向くというスタイルに変わりは無いであろう。

今後、この『little ones』という小さなお店で、沢山の人達が触れ合い、沢山の笑顔が生まれる・・・そんな爽やかな風景が容易に想い浮かぶ。
 

物をデザインする、店舗をデザインする、建築をデザインする・・・そんな事よりも、まずは、人と人との関係性をデザインする。
 
という、難しくも新鮮で明快なヒント。
 
最近の疑問や想いが、ふと晴れたプロジェクトであった。


URAKATA design
刈内 邦夫
 







『little ones』
広島市西区三篠町2-12-32
tel/fax:050-1294-6483
web
blog