朝夕と、めっきり涼しくなりましたが、日中はとても気持ち良いですね。
先日、山茶花(さざんか)の群生を見に行きました。と言っても、別に観光に行った訳じゃなく、仕事のヒントにと、視察に連れて行っていただいたのです。
場所は可部の運動公園の山側になるのかな?少し山道を登ったり下ったり・・・途中の草原の様な広場も心地良く、天気も良く気持ち良かった~。って良い良い良いですね。
群生といっても、そんなに広いエリアではなく、注意していないと見落としてしまいそうな小さな小さなエリアなのです。
小さいながら、身体的にスケール感が程よく、山茶花の白い幹の密集した感じが圧巻で、上部の葉は光を求め絶妙に垂れ下がっていました。その葉の傘が垂れ下がった下の部分、そこはちょうど人がすっぽり入れる広さ。そう、木漏れ日が射す、ココがニンマリなスペースなワケで。
葉の下の心地良いスペースは、まさしく『さざんかの宿』。笑
山茶花や椿などの種は、とても成長が遅い樹種らしいのですが、この群生は、陽が当り過ぎない場所だった事が幸いし、幹が太くなりきらず、とても良いスケール感を保ったまま成長したのだろうと思われます。とは言え、この状況になるまでに何年の歳月がかかっているのやら・・・。
人の手が入り綺麗に整えられている庭も、美しくて好きですが、こういった自然の環境が作り出した奇跡の庭(?)もまた素敵。逆立ちしても適いません。
誰に見られる訳でも無いこの場所で、自然とこのような状況が生れている事にただただ感動です。
こんな状況を作り出せないものかと、いつもいつも考えているのです。・・・道険し。笑